『犬夜叉』復活について

2004年秋をもってアニメ『犬夜叉』が放映終了となりました。現在のところ、第2部の放映は期待や希望であって予定でも決定でもないです。残念なことに、意見と事実は必ずしも一致しません。そこで、第2部が放映される条件について現実的に考えてみたいと思います。

再会の最終決定はテレビ局が行います。そして、民間テレビ局にとってのお客様視聴者ではなくスポンサーです。その商品(サービス)がコマーシャル枠です。その商品の価値を高める為に、視聴数がより多く見込める番組を編成し制作し放映しています。『金田一少年の事件簿』の放送を打ち切って『犬夜叉』の放映を開始したのも、より多くの視聴率(ようするに視聴数)が見込めると判断したからに他なりません。そして、アニメ『犬夜叉』を打ち切って『ブラックジャック』の放送を開始するのも、同じ理由によります。

『犬夜叉』の視聴率が減少した理由はいくつかありますが、最大の理由は原作のストックが尽きたことでしょう。これによって、原作をアニメ化するにあたり間延びした脚本にせざるを得ません。また、あたりさわりのないアニメオリジナルを加えなければなりません。原作がまだ終了していないので、アニメオリジナルは挿入話のような位置付けになります。つまり、雰囲気を本編に合わせながらも、本編に影響が出ないように、人間関係などに変化があってはならないのです(ゲストキャラが多用されるのもそういうわけです)。また、他の理由として、長期放映により一般視聴者たちに飽きられたこともあるでしょう。

今になって見ると、第1部のアニメ化は時期尚早だったことになります。しかし、連載開始当初から「早くアニメ化を!」というファンの声が強く十分な視聴率も見込めたので、「いずれ原作に追いついてしまう」と分かっていたとしても、当時のアニメ化は当然の選択だったのです。

第2部が制作・放映されるためには十分な視聴率が見込めることが必要不可欠です。もしも第1部が高い視聴率のまま終了したのであれば第2部の視聴率も十分に期待できると判断されるのですが、もはやそれは望めないことです。十分な視聴率が期待できるためには、社会における『犬夜叉』の人気が高くなければなりません。原作の連載されつづければ、再び人気が高まる可能性はまったく無いわけでもありません。

それでは、ファンに出来ることはないのでしょうか?。それについてはまたどこかで語りましょう。

果たして、歴史は繰り返すのか?

追記 20040913

もし「『犬夜叉』第2部が作られない」と決まっていたならば、主要キャラが死んだり奈落が倒されたりするなど劇的な最終回を作ることが出来たであろう。しかし、第2部の可能性は否定されているわけではない。無難な最終回はやむを得ないことなのだ。

追記 20040917

原作『らんま』が新連載となったとき、一部の『うる星』ファンは「『うる星』復活の障害になるもの」としてアンチ『らんま』となった。『犬夜叉』が新連載となったときに、『らんま』ファンは平静であったが、はたして次の新連載のときはどうなるであろうか?

Satoshi ARAI ( arai@rumic.gr.jp )