コミュニケーション耐性

今日は「コミュニケーション耐性」について語ってみようか。

僕が思うに、「強さ」というものには少なくとも2種類がある。それは「外的の強さ」と「内的な強さ」だ。単に強さといたっときに多くの人が思い浮かべるのが「外的な強さ」だろう。それは、筋力だったり、技術力だったり、戦闘力だったり、格好よさだったり、知識の量だったりする。

「内的な強さ」とは、誇りや優しさなどによって培われる強さだ。これは、知的生命体だけが持っている強さだ。例をあげて説明すると、攻撃を受けたときに反撃できる戦闘力が「外的な強さ」であり、あしらったり無視したりできる精神的な防御力が「内的な強さ」である。そして、深く考えずに反撃してしまうのは「内的な弱さ」であり、返り討ちに失敗する貧弱さは「外的な弱さ」である。

チャットや掲示板やメールなど文字コミュニケーションにおいて悪口を言われたときの精神的な防御力が「コミュニケーション耐性」だ。これは、何が何でも耐え忍ばなければならないという意味ではない。この耐性を持っている人は、無視するかそれとも筋の通った反論をするかを決める心の余裕がある。条件反射的に吠えるだけでは、いくら声が大きくて迫力があろうとも、心が強いとは言えないのだ。

人間社会においては、「外的な強さ」よりも「内的な強さ」の方が重く見られる。覚えておくといいさ。

Satoshi ARAI ( arai@rumic.gr.jp )