作品価値の向上 20010202

物の価値はその消費において決定されるという考え方が有る。料理に例えれば、どんなに良い材料を使い、どんなに有能な調理師が、どんなに丁寧に調理したとしても、それが残飯としてゴミ箱に送られたとしたならば、結果的にその料理の価値はほとんど無価値に等しい。

丁寧に味わって食べる場合と、タバコを吹かすしながら鯨飲馬食する場合とでも、やはりその料理の価値は変動する。さらに、繊細な味覚を持つ者が食す場合と、味音痴が食す場合とでも、同様だろう。

この話はルーミック作品に当てはめることができる。より多くのものを味わえる感覚を身につけることは、ルーミックをより多く味わうことにつながるのだ。例えば、映画をよく知る者はアニメ『うる星』をより楽しめることだろう。映画に限らず広く教養を身につけておきたまへ。

Satoshi ARAI ( arai@rumic.gr.jp )