昭和五十九年と言えばビューティフルドリーマーが公開された年である。『うる星』の絶好調時代とも言えるだろう。サマーツアーは、ルーミックのイベントとしては異例とも言えるミュージカルコンサートの形態で催された。
イベントポスターもファンからの応募作品であり、夏の海でウィンドに乗ったラムちゃんを覚えている人はどれだけいるのだろうか?。ポスターだけでなく挿入歌の歌詞の募集も行われた。
東京会場は日本青年館で全席指定の3日連続のイベントであった。当時のうる星の人気を物語っていると言えよう。
開演して間もなく、平野文さんと松谷祐子さんが純白チャコットで登場した。ステージには、ラムちゃんのUFOが鎮座している(後に友引高校に化ける)。最初は「ラムのバラード」。二人の連段はなかなかの出来であった。続いて「影ふみのワルツ」、そして「星空サイクリング」。ここで気が付いたのだが、曲が変わる度に衣装や背景も変わっている。また、バックにはヤングゲネレーションの4人組が踊りまくる。
続いてうる星やつらメドレー。「恋のメビウス」「パジャマじゃまだ」「マルガリータ」「心細いな」「夢はラブミーモア」「I,I,YOU&愛」と続く。会場には手拍子や声援が飛び交う。続いて「ナイトコール」「東京GIMMICK」「EasterEgg さがしだして!」「ひとりぼっちのモナリザ」などなどそれぞれの持ち歌を披露してくれた。前半は「宇宙は大ヘンだ!」で締めくくられた。
どの曲だったかまでは覚えていないが、ダンサー達が椅子をゆっくりと移動させながら、平野さんがその椅子に座って歌うというものがあった。大阪会場では、見事にコケた。
休憩の後は、TV版先行上映(プール妖怪かランちゃんパニック)。東京ではポスター作者に表彰が行われた。その後に、ファンから歌詞を公募した「ふしぎきれい」を平野さんが歌う。「あれ、間違えちゃった」と歌詞を間違える平野さん。
続いて、松谷さんの「愛はブーメラン」。サマーツアーはビューティフルドリーマー公開後最初のイベントでもあり、会場は乗りに乗りまくる。当時は、ビューティフルドリーマーの熱狂的ファンが多かった。「恋にダンスダンスダンス」も乗りのよい曲で、この頃に行われていたライブでは必ず披露されていた。そして、「ラムのラブソング」と「Dansing Star」と、オープニング曲が連続して幕を閉じる。