第1回うる星やつらファン大会

概略

通称
「BDツアー」
内容
「オンリーユー(ノーカット版)」上映、「ビューティフルドリーマー(ダイジェスト版)」上映。
ゲスト
平野文、小林泉美、松谷祐子、他。
公演
  • 1984年01月08日(日)#1回:仙台:電力ホール
  • 1984年01月15日(日)#2回:大阪:毎日ホール
  • 1984年01月16日(月)#1回:福岡:郵便貯金ホール
  • 1984年01月28日(土)#1回:東京:日本青年館
  • 1984年01月29日(日)#2回:東京:日本青年館
  • 1984年02月01日(水)#1回:札幌:道新ホール
  • 1984年02月04日(土)#1回:名古屋:厚生年金会館
  • 1984年02月05日(日)#1回:広島:広島市公会堂

レポート

朝も暗い内から日本青年館に向かう姿は、どうみても異常である。日本青年館に到着すると、これまた十数人がいたようだ。より早く入場券を座席指定券と引き換えたいファン心理と言えよう。《うる星FC》事務局は「早く来たからといって良い席になるとは限りません」と言っているが、実際には早いほど良い席である。だから早くから並ぶファンが絶えないのだ。開場二時間前には、階段を越えて隣接している明治公園まで列が伸びた。先頭集団の数人が自主的に行列整理を開始する。流石はうる星ファンである。私も及ばずながら手伝わせて頂き、開演直前に入場した。

開演を知らせるブザーが鳴り響き場内が暗くなって「ビューティフルドリーマー」の予告編が上映される。続いて、松谷祐子さんが「愛はブーメラン」や「ラムのラブソング」等を、小林泉美さんが「ダンシングスター」や「夢はラブミーモア」等を、平野文さんが「ラムのバラード」や「恋にダンスダンスダンス」等を歌った。三人のレオタード姿も見られ、会場からはフラッシュの嵐。ビデオカメラもいくつか見えた。《平野文FC》が盛大なコールを飛ばす。ミニコンサートの後はクイズ大会。入場時に配布された青い封筒を使う。二分の一の確率で生存者が減って行った。賞品は台本などであった。

ゲスト三人のトークでは、アフレコの時の裏話などが披露された。「ラムだっちゃさん」がアドリブであったことなどが語られた。笑ってしまって何回もNGを出したとか。続いて、落合茂一プロデューサーが映画パート2の完成を発表した。イベントの為にダイジェスト版を用意して来たとのこと。さらに、TVシリーズの放映が続くことなどを発表した。「この次に皆さんとお会いするとき、いまこの瞬間のように、パート3について報告できるように願ってます。また次回、パート3で会いましょう」との言葉には、会場から大きな拍手が沸き上がった。

そのまま「ビューティフルドリーマー(ダイジェスト版)」が上映される。しかし、スクリーンに向かってフラッシュを焚く輩には閉口した。ついには水族館のシーンで、参加者から「フラッシュたくな」「焚くんじゃねえ」など怒号が飛ぶ。チェリーの「そこを行くのは不幸な青少年ではないか」には会場が爆笑であった。この二ヶ所を除けば静かなものであったと言えるだろう。上映後は休憩となる。日本青年館のロビーは、芋の子を洗うかのように混雑していた。平野文のサイン入りのLPを買った。

第二部の冒頭では、平野さんが「フラッシュ焚いても、真っ白になっちゃうわよ」とカメラの諸氏に注意する。そして「オンリーユー(ノーカット版)」の上映が始まった。参加者は上映中ずっと静かであったが、トムキャットの離陸シーンでは「おおー」と感嘆の声が上がり、レイの登場シーンでは「牛どん、大盛り、味噌汁、おしんこ付き」や牛どん屋の「か、か、勘定!」には爆笑していた。やはり参加者の大多数は当然のことながら既に「オンリーユー」を観たことがあるようだ。

最後は「宇宙は大ヘンだ」であった。イベントの締めくくりの定番となりつつある。日本青年館から出たのは夜も暗くなってからであった。

Satoshi ARAI ( arai@rumic.gr.jp )